シリンダーヘッド

あと数時間で今年も終わりですね。

なかなか捗らないエスエンジンオーバーホールも、年を越してしまいます。

少しずつですが、ノンビリやっていきましょうか。

さて、最大の難関であろう、シリンダーヘッド外しです。

スタッドのナットは、トラブルも無く順調に緩みました。

スタッドの先っちょをグリグリして見ますと、

「錆びつきも無いのかな」少し動きます。「すぐ抜けるかも」

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邪道とは思いましたが、他に方法が思いつかなかったので、

スクレーパーを突っ込んでここまで浮かせました。

ここからはゴムハンマーの出番です。

ガツン!ガツン!(ゴムなので実際こんな音は鳴りませんが、)

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少しずつ浮いてきました。スタッドはけっこう綺麗なんですが、

やはり一筋縄ではいかないようです。

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CRCを吹きながらガンガン、グイグイ、少し戻してはまた引っ張る。

どうも、1番シリンダーの傍のスタッド、(赤四角)1本だけ固着しているようです。

そこで、荒療治ではあるが、1度ヘッドを密着させて、勢いをつけて一気に引き抜いてみようと。

「せーのっ!」、、、、、、。

何回やったかわかりませんが、何回目かに、「ズボ!!!」

抜けました。落とさなくてよかった、、、。

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綺麗な方なんでしょうか。赤丸の部分が固着していました。水路も近くないし、珍しいのかも。

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ヘッド裏に補修の痕がありました。前回外したときに割ったんでしょうか。

バルブ周りを見てみます。

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1番チャンバー。カーボンが、、、。ギトギトなのはCRCです。

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2番。

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3番。一番キレイ、普通な感じです。

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4番。今思えば、1番と4番がよく調子を崩してましたので、カーボンも多く溜まったんでしょう。

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はじめて見た、ピストンヘッド。リジットタイプの山の低いピストンです。

多分60Φでしょう。

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1番。やはりカーボンが多いようだ。

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2番。

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3番。2,3番は少なめ。

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4番。バルブ同様、カーボンが多いです。

緑色の泥みたいなものは、傍の水路からスタッドに溜まった水垢が跳んだんでしょう。

シリンダーヘッドを外したことで、バラシはほとんど終了に近づいてきました。

カーボンの掃除は大変そうですが、、、。

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さぁ、あとはクランクケースを割って。クランクも早く見てみたいなぁ。

ここまでで今年の作業は終了です。来年はお正月のミーティングもおあずけ、

3月末の車検にも間に合うのか微妙ですが、ボチボチやっていこうと思います。

でも、6月の鈴鹿には行きたいですね。

このくだらないブログにご訪問くださった皆さん、アドバイス本当にありがとうございました。

来年もまた、アドバイスよろしくお願いいたします。

4月に聴いた最後のエスサウンド、来年こそは、、、。