にわかメカニック

それからの3ヶ月、週1回のショップ通いが始まりました。と言うのも、サービスとしてボディカラーを好きな色に全塗装し、各部をリフレッシュすると言うものでした。これは、待ち遠しくもあり、僕をワクワクさせてくれました。

翌週、ショップに行くと、もうエンジンは降ろされて、がらんどうになっていました。最初に見たピカピカのS500を思い出しました。

ボディカラーは、イエローも好きで、迷ったのですが、結局元色のアイボリーにしました。聞くと昭和50年型のホンダアコードの色だそうです。

僕は、エンジンの掃除をさせて貰うことにしました。嬉しくてしょうがなかったのでしょう、少しでもエスのことを知りたかったのかもしれません。

エスとワイヤーブラシで格闘の始まりです。丸一日かけて何とかやり終えました。

カニックの人が「君の顔が真っ黒になるほど、エスはきれいになるねぇ。」

嬉しくてしょうがありませんでした。

                             続く